山田養蜂場運営の研究拠点「山田養蜂場 健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。
さまざまな角度から、健康づくりや、健康悩みの解決に役立つと言われる「ローヤルゼリー」。みっちとハチロー博士が、その秘密に楽しく迫ります。
みっち: | わたしのママは、疲れたときにローヤルゼリーを飲んでいるんだけど、みんないつ頃からそんなふうにローヤルゼリーを使っていたの? |
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ハチロー博士: | 少なくとも、2400年ほど前にはローヤルゼリーの存在が知られていたようだね。そして、いまから60年ほど前には、ローヤルゼリーが当時のローマ法王を救ったという話もあるそうだよ。 |
ローヤルゼリーの歴史は古く、約2400年前の古代ギリシャ時代の文献にも登場し、あの有名な哲学者アリストテレスも「動物学」のなかで記しています。
「ローヤルゼリー」と呼ばれるようになったのは、約200年前。スイスのミツバチ研究者フランソワ・ユベールによって名づけられたと言われています。
そして、ローヤルゼリーの持つパワーが一躍世界中に知られたのは、ローマ法王ピオ12世(1876 – 1958)が1954年に危篤に陥った際、ローヤルゼリーを投与されて回復したという話が伝わったから。ピオ12世は、後の国際養蜂会議で自ら、ミツバチと養蜂家に対する感謝のメッセージを送られました。
みっち: | 女王蜂の食べものが、ヒトにも元気と力を与えてくれるのね。 |
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ハチロー博士: | うん。いまでは、ローヤルゼリーにはいろいろな機能があることが、少しずつわかってきているよ。 |