山田養蜂場運営の研究拠点「山田養蜂場 健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

クロレラ ビタミン豊富な栄養バランス食品

野菜がちょっと苦手なみっち。野菜のもつ健康機能の大切さと、栄養バランスのよい植物性の食品「クロレラ」のパワーについて、ハチロー博士の話に耳をかたむけます。

野菜に含まれる、
健康維持に不可欠なビタミン

みっちとハチロー博士 プロフィール
ハチロー博士: みっち、どうした? なんだか、しょげてるね。
みっち: 「なんで野菜を食べないの!」ってママに叱られたの。お肉は好きなんだけどなあ。
ハチロー博士: 食事は、バランスよく食べるのが大事だよ。お肉やお菓子ばかり食べてると、体に必要なビタミンが足りなくなってしまうぞ。野菜も食べなきゃ。
みっち: 野菜を食べないと、どうなるの?
ハチロー博士: 次の表を見てごらん。野菜に含まれるビタミンには、健康を守るためのいろんな働きがあるんだ。
栄養素 働き 各栄養素を多く含む野菜
ビタミンA 目の健康、皮膚の免疫力を維持する。 シソ、モロヘイヤ、ニンジン
ビタミンD カルシウムの吸収を助ける。 キノコ類
ビタミンE 抗酸化作用、血行促進。 落花生、モロヘイヤ、カボチャ
ビタミンK 骨をつくり、血液が固まるのを助ける。 パセリ、シソ、モロヘイヤ、明日葉
ビタミンB1 精神機能を維持し、糖質の代謝を助ける。 落花生、カブ、グリンピース
ビタミンB2 脂質や糖質、タンパク質の代謝を助ける。 ワラビ、モロヘイヤ、ゼンマイ
ビタミンB6 タンパク質の代謝を助ける。 ニンニク、カブ、シシトウ
ナイアシン 糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける。 マイタケ、落花生、シイタケ
パントテン酸 糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける。 ゼンマイ、ズイキ、カリフラワー
葉酸 血球細胞の形成を助ける。 パセリ、大豆、枝豆、モロヘイヤ
ビタミンC コラーゲンの合成を助ける。抗酸化作用も。 アセロラ、グァバ、ピーマン
みっち: 野菜に入っているビタミンは、いろんな役目を果たしているんだね。
ハチロー博士: だから、バランスよく食べることが大切なんだ。野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維をたくさん含んでいて、体の働きを整え、体調を保つのに欠かせない。
みっち: だけど、野菜ぎらいの子、みっちの友だちにたくさんいるかも・・・。
ハチロー博士: じつは、大人も含めて、日本人は野菜を食べる量が不足している人が多いんだ。特に、働き盛りの人が野菜不足というのは心配だね。最近、若い人でも生活習慣病になりやすい傾向があるのは、野菜不足が関係しているのではないかとも考えられているよ。
みっち: うちのパパとママは、大丈夫かな。

日本人は野菜不足

ビタミンやミネラル、食物繊維などの大切な栄養素を補給するために必要な野菜。1日の摂取目標値は350 gですが、厚生労働省の調査では、280 gくらいしか摂っていないという結果があります(厚生労働省「平成23年国民健康・栄養調査」)。特に一人暮らしの人や、外食ばかりしている人、20代〜40代には、野菜不足の傾向がみられます。

外食時には、意識して野菜料理を1皿加えるようにしたり、野菜料理を1日5皿を目安に摂るなどの工夫が、厚生労働省より提案されています。

活性酸素のさまざまな悪影響
ハチロー博士: あー、だとすれば、クロレラが、役に立つかもしれないね。