山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

聴力・耳鳴りが気になる方に お悩みに関連する研究成果を知る

難聴・耳鳴りとはどういう状態か

聴力の低下、聞こえづらさによって日常生活に支障がある状態を「難聴」といいます。
難聴には、中耳炎などの病気による難聴、薬剤による難聴、ストレスなどによって突然聴力が落ちる突発性難聴、ほかにもさまざまなタイプがあります。多くの人に起こりやすい「老人性難聴」は、加齢にともない表れるもので、50~60代ごろから始まることが多いといわれています。
初めは高音域が聞こえづらくなり、次第に会話に不便が生じます。進行がゆるやかなので、初めのうちはあまり聴力が低下したという自覚はありませんが、初期のうちから「耳鳴り」が現れることがあります(注:耳鳴りは加齢による難聴以外の原因で起こることもあります)。
現在、日本の65歳以上の方のうち、老人性難聴をはじめとする聴覚障害を持つ方は25〜40%,75歳以上では40〜66%に上ります(厚生労働省「平成20年国民健康・栄養調査」)。
難聴が原因で、家族や友人とのコミュニケーションがうまくとれず、互いにイライラしたり、さらには、会話に参加しづらくなるため、他社との関わりに消極的になってしまう場合もあり、精神面にも影響してきます。

聴力の低下・耳鳴りの原因と対処

老人性難聴の原因は、内耳の神経細胞の機能が加齢により低下したことです。
騒音の多い職場での勤務、脂肪の多い食事や、ストレスなどが難聴につながりやすいとされていますが、最近では、体のサビといわれる活性酸素や、血流、ホルモンが影響していることもわかってきました。医学的な解明は進みつつあるものの、加齢が主な原因とみなされる老人性難聴は、根本的な治療法はまだなく、補聴器で対処することが一般的です。

聴力・耳鳴りの改善についての当研究所の研究成果

●ローヤルゼリーによる耳鳴り改善効果

耳鳴りの自覚症状がある方が、医師の指導のもとローヤルゼリーを8週間続けて摂取したところ、耳鳴り症状が改善。特に摂取量の多いグループでは、より改善度が高くなりました。

(応用薬理75(5 6)109-116(2008))

●酵素分解蜂の子による耳鳴り、聴力レベルの改善

耳鳴りをともなう難聴患者60名を対象に行われたヒト試験において、酵素分解された蜂の子の12週間の摂取により、摂取前よりも聞こえが良くなりました。また、耳鳴り症状に関するアンケートの結果、「耳鳴りのせいで憂うつ」といった、聴力の不調によるメンタルストレスも軽減しました。

蜂の子が聴力レベルに与える影響

Ear Hear. 2012 May-Jun;33(3):430-6.)

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