山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。
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テストをする箇所に皮膚炎等がない女性16名(平均年齢50.3歳)の一方の前腕にローヤルゼリーエキスを配合した溶液を、もう一方の前腕にローヤルゼリーエキスを含まないプラセボ溶液を4週間塗布しました。その結果、ローヤルゼリーエキスを塗布した前腕では、プラセボ溶液を塗布した前腕よりも、角層水分量を示す皮膚電気伝導度の値が高くなりました。
(JADS, 6(1), 10-14, 2013)
さまざまな植物からミツバチが集めた花粉荷のエキスについて、抗酸化作用とメラニン産生抑制作用を評価しました。その結果、強い抗酸化作用を持つオーストラリア産のマリ花粉荷エキスにメラニン産生抑制作用があることが示されました。
(ファインケミカル, 43(11), 19-26, 2014)
乾燥肌に悩む男女を対象に行ったヒト試験の結果、酵素分解ローヤルゼリーを1日あたり2,000 mg(生換算)の用量で12週間飲用したグループでは、飲用しなかった(プラセボ)グループと比較して、頬の角層水分量が有意に高くなりました。
図1 角層水分量の変化また、酵素分解ローヤルゼリーを飲用したグループでは目立つ毛穴が小さくなり(図2)、色素沈着の増加が抑えられました(図3)。
図2 目立つ毛穴の変化(Jpn Pharmacol Ther. 2020;48(1):79-88.)
頬の角層水分量が多い人を除いた女性を3グループに分け、それぞれローヤルゼリー7,200 mg/日(高用量群)、3,600 mg/日(低用量群)、プラセボ錠(プラセボ群)を12週間飲用してもらいました。その結果、低用量群および高用量群ともに、目尻のシワの深さが、プラセボ群と比較して有意に改善しました。
(ファインケミカル, 42(8), 20-25, 2013)
メリンジョの特有成分「グネチンC」は、メラニン合成に必要な酵素「チロシナーゼ」の活性を抑制することがわかりました。
(Biol Pharm Bull. 2012;35(6):993-6.)