山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。
細胞の長寿を促す長寿遺伝子。レスベラトロールは、その長寿遺伝子の働きに関わる成分として注目されています。「長寿遺伝子」って?好奇心いっぱいのみっちは興味津々です。
ハチロー博士: | みっち、遺伝子のこと知ってるかい? |
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みっち: | 聞いたことはあるけど、わからない。遺伝子ってなあに? |
ハチロー博士: | 人間の体は60兆個もの小さな細胞がたくさん集まってできているのだけれど、細胞には「遺伝子」というコントロールセンターがあるんだよ。細胞が分裂して新しい細胞を作り出すのも、どのくらい細胞を長生きさせるかも、そのコントロールセンター、つまり遺伝子が決めて、命令を出しているんだ。 |
みっち: | へぇ、じゃあ遺伝子って、命に関係するくらい、大事なものなんだね。 |
ハチロー博士: | きょうは、その遺伝子の中でも、ヒトの寿命に影響を与える長寿遺伝子と、その長寿遺伝子を元気にする「レスベラトロール」という健康成分について話そうね。 |
みっち: | 長寿遺伝子? 長生きに関係がある遺伝子があるの? |
ハチロー博士: | 遺伝子の中にね、細胞の老化の原因になる活性酸素を消したり、免疫細胞を正常化したりする「サーチュイン」という優れた酵素を作り出せる働きがあることがわかってきたんだ。細胞の若返りや長生きにつながるから、サーチュイン酵素を作り出す遺伝子を「長寿遺伝子」と呼ぶのさ。 |
長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士が酵母から発見しました。長寿遺伝子の作り出す酵素が、老化の原因となる活性酸素を消す物質を出し、
さらに免疫細胞を正常化。活性酸素による体の酸化を防ぎ、免疫力・抗酸化力も上がり、細胞の長寿につながると言われています。