山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

「健やかに」発刊録

継続摂取でわかった ローヤルゼリーのさまざまな働き

ローヤルゼリーは、全種類のアミノ酸をはじめビタミンやミネラル、特有成分などを含む栄養の宝庫。
健康にどんな作用があるのか、科学的に検証するため長期の試験を行い、確認された結果を紹介します。

高齢者・更年期女性の気がかり改善

100日間のローヤルゼリーの継続摂取で食欲減退、不眠などの自覚症状が改善

人は高齢になると、多かれ少なかれ、健康に不安をかかえるようになります。また、女性の場合は、更年期もひとつの壁となります。
老齢期や更年期を健やかに生きるためには、食事の栄養バランスに気を配り、毎日の生活の中で、健康のためにできることを積極的に取り入れていくことが大切です。
この試験は、60~90歳代の老齢期の男女16人と、40~50歳の更年期の女性10人、合わせて26人を対象として、ローヤルゼリーの継続的な摂取によって、健康状態がどのように変化するかを調べたものです。

【試験方法】

老齢期の男女16人と、更年期の女性10人に、冷凍ローヤルゼリー300㎎を少量のはちみつと混ぜ、1日2回に分けて100日間、飲用してもらいました。
飲用開始前と100日間の飲用後で、さまざまな健康状態の自覚症状と、赤血球数・ヘモグロビン数・総コレステロール数の値を調べました。

【結果】

食欲・便通・睡眠・神経痛・老人性皮膚掻痒症(かゆみ)・冷えなどについて飲用前後の自覚症状を比較したところ、食欲については、食欲が減退していた5人全員(100%)が改善、睡眠障害があった5人中4人(80%)、老人性皮膚掻痒症の8人中6人(75%)が改善し、そのほかの項目も改善していました。

グラフ1

また、血液検査では、総コレステロール値が低下し(グラフ2)、赤血球数・ヘモグロビン数も増加傾向がみられました。

グラフ1

【用語解説】

肌のアンチエイジング

塗布4週間後に角層の水分量が増加し、長期飲用試験では小ジワが改善

加齢による肌の乾燥やシワ、シミなどは、できるだけ防ぎたいもの。
ローヤルゼリーは肌の老化を抑制(アンチエイジング)できるか、2つの試験で確かめました。

【塗布試験】

30~60代の女性16人の、一方の腕にローヤルゼリーエキスを含む水溶液、もう一方の腕にプラセボ(※)を塗布し、角層の水分量を比較しました。

【結果】

4週間後、プラセボを塗布した皮膚は変化がありませんでしたが、ローヤルゼリーエキスを塗布した皮膚は、塗布開始前より水分量が増えていました。

グラフ1

【飲用試験】

20~60代の女性60人を3グループに分け、酵素分解ローヤルゼリー高用量・低用量・プラセボのいずれかを12週間継続して飲用してもらいました。

【結果】

目尻の小ジワの変化を計測したところ、プラセボ飲用グループは悪化し、酵素分解ローヤルゼリー飲用グループは改善。高用量グループでは、8週間後より12週間後のほうがより改善されました。

グラフ2

高血圧の改善

ローヤルゼリーペプチドが血圧に作用
飲用10週間後12週間後に血圧が低下

日本人に高血圧が多い第一の原因は、塩分の摂りすぎ

日本人に高血圧が多い第一の原因は、塩分の摂りすぎだといわれます。厚生労働省が定める1日の塩分
摂取量の目標は、男性は9.0g未満、女性は7.5g未満です。これよりも多く塩分を摂っている人は、高血圧を予防・改善するために食事を見直すことが大切です。
近年、血圧を改善する作用のあるペプチドがあることがわかりました。ローヤルゼリーにもペプチドが
豊富に含まれているため、ローヤルゼリーの飲用が血圧に作用するかどうかを調べる試験が行われました。

【試験方法】

被験者には血圧が高めの人(正常高値血圧者および軽症高血圧者でいずれも未治療)を集め、2つのグループに分けて試験を行いました。
一方のグループには、ローヤルゼリーペプチドを含む錠剤を、もう一方のグループにはプラセボ(※)を12週間飲用してもらいました。
被験者には、錠剤を毎日同じ時刻に飲用することを除いて、それまでの食生活、喫煙量、運動などの日常生活は変えないように過ごしてもらいました。
飲用開始の2週間前から、2週間ごとに全員の血圧を測定しました。

【結果】

プラセボを飲用したグループは、最高血圧、最低血圧ともに変化はみられませんでした。一方、ローヤルゼリーペプチドを含む錠剤を飲用したグループは、飲用開始12週間後に、最高血圧と最低血圧の両方が有意に低下しました。

グラフ

肩こりの自覚症状改善

酵素分解ローヤルゼリーの4週間飲用で、肩こり(首筋のハリ)の自覚症状が改善

日本人女性の健康に関する悩みの中で、最も多いものが肩こりです。

日本人女性の健康に関する悩みの中で、最も多いものが肩こりです。若いころは肩こりの症状がなかった
女性でも、更年期症状のひとつとして肩こりが起こってくることがあります。また、若いころから肩こりを訴えていた女性は、更年期になるとさらに症状がつらくなることがあり、生活の質(QOL)を著しく低下させています。
肩こりの原因は血行不良、筋肉疲労、ストレスなどさまざまあり、それらを解消することが肩こりの改善につながります。しかし現状では、決め手となる改善法があるとはいえないため、有用な改善法を見つけるための多くの研究が行われています。
この試験では、酵素分解ローヤルゼリーを継続的に摂取することで、肩こりを軽減できるかを調べました。

【試験方法】

肩こりの自覚症状がある更年期周辺の女性20人を酵素分解ローヤルゼリーを含む錠剤グループと、プラセ
ボ(※)グループの2つに分け、4週間継続して飲用してもらいました。

【結果】

飲用を開始する1週間前から、飲用終了まで、自覚症状のアンケートをとり、肩こりに対する作用を評価
しました。アンケートは、肩こりの重症度を、(1)まったく感じない、(2)ほとんど感じない、(3)少し感じる、(4)感じる、(5)非常に感じるの5段階のスコアで記録してもらいました。
アンケートによると、酵素分解ローヤルゼリーを飲用したグループは、「首筋のハリ」の自覚症状が、プラセボを飲用したグループより大きく改善していました。

この結果から、ローヤルゼリーの摂取が更年期周辺の肩こり改善に役立つ可能性が示されました。

グラフ

【用語解説】

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