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もの忘れが気になる方に お悩みに関連する研究成果を知る

もの忘れと認知症の関係

「もの忘れ」には、加齢によって起こるものと、脳神経の病気による「認知症」の症状として現れるものとの2つがあります。
加齢による“もの忘れ”は「用事があって台所に来たのに、肝心の用事を忘れてしまった」「会話のなかで固有名詞を忘れてしまい、代名詞ばかりで会話している」など、日常生活に大きな支障はないことが多いですが、病気である「認知症」だと、「いま食事をしたことを忘れてしまう」「家族の名前を思い出せない」など、加齢によるものとは全く異なる問題が生じます。
認知症は、脳に溜まったアミロイドβというタンパク質が原因となる「アルツハイマー病」と、小さな脳梗塞や脳の出血など脳の血管の異常が原因となる「脳血管型認知症」とに大別されます。
現在、65歳以上の8~10%が認知症にかかっており、全国で200~240万人程度の患者がいると推定されます(厚生労働省のデータより)。また、44歳以下で発症した場合は「若年性認知症」と呼ばれ、こちらも約4万人が苦しんでいます。

認知症の治療

認知症には、効果的な根本治療法がなく、治療には限界があるのが現状です。アルツハイマー病の治療では薬物療法が行われますが、根本的治療とは言えません。脳血管型認知症については、症状の改善が期待できる医薬品はまだありません。
また、進行に伴い、介護者の負担は大きくなります。前述のように患者数も多いので、医療費の負担も大きく、日本の医療・介護費用全体のうち9%を占める状況になっています。高齢化が進む日本にとって、深刻な問題であり、生活習慣や食事内容の改善を含めた、トータルな対処が求められています。

もの忘れ予防についての当研究所の研究成果

●ブラジル産プロポリスとその主成分アルテピリンCが、神経突起の形成を促進し、傷ついた神経を修復する可能性

培養神経細胞(PC12m3細胞)を用いた実験で、ブラジル産プロポリスエキスと、プロポリスの主成分である桂皮酸誘導体の「アルテピリンC」には顕著な神経突起形成作用がみられました。

(山田養蜂場/吉備国際大学 2009年2月共同研究、論文発表)

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