山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

トップ > 血糖値・糖尿が気になる方に

血糖値・糖尿が気になる方に お悩みに関連する研究成果を知る

血糖値の異常とは

昔から、白米など糖質をたくさん摂っている日本人。そこに食事の欧米化も加わり、血糖値の異常上昇や肥満の傾向が増えたと言われています。血糖は、細胞へのエネルギー補給というとても重要な役割を果たしているわけですが、血中で慢性的に高い状態が続くと,肝臓や筋肉などに貯蓄しきれなくなったり、さまざまな全身の合併症を起こす「糖尿病」の引き金になってしまいます。厚生労働省によれば、いま、国内の糖尿病患者は予備群を含め2200万人に上ると推定され、大きな問題になっています。
(厚生労働省「平成20年国民健康・栄養調査」)

インスリン抵抗性とは

栄養バランスの乱れや運動不足からくる肥満など、長年の生活習慣の乱れが原因となり、慢性的に血糖値の高い状態が続き、すい臓から出る「インスリン」という「血糖値を調節する唯一のホルモン」がうまく分泌されない、もしくは働かない状態になり発症する糖尿病が、日本人の糖尿病の90%以上をしめる「2型糖尿病」です。この初期症状として見られるのが、「インスリン抵抗性」という状態です。これは、血糖を代謝させる役割をもつインスリンが「分泌されるが、効きが悪くなる」という現象で、血糖値の高い状態が異常に長く続くことになります。インスリン抵抗性は、糖尿病の一歩手前の段階から見られるので、早期発見の手がかりとなります。そして、早め早めに食事や運動など生活習慣を見直すことにより健康な状態に戻ることができるため、正しい知識をもって向き合うことが大切になります。

糖尿病は予防が第一

糖尿病と診断されると、摂取カロリーをおさえるための食事療法や運動療法が必要となります。さらに、病気が進行すると、血糖値を下げる薬や、インスリンを分泌させる注射などの薬物治療も必要になります。こうした治療を長期にわたって続けるのは大変で、「現実には患者の半数程度しか治療が続けられていない」という問題も起こっています。糖尿病が進行すると、最悪の場合失明する「糖尿病網膜症」、手足がしびれたり壊疽を起こす「糖尿病神経障害」、人工透析の必要が高い「糖尿病腎症」など、深刻な合併症があらわれる危険性が高くなります。何より、予防が重要なのです。

血糖値・糖尿の正常化についての当研究所の研究成果

●ローヤルゼリーは、インスリン抵抗性を予防する

インスリン抵抗性モデルに酵素分解ローヤルゼリーを与えた結果、インスリン抵抗性の進行を抑え,正常範囲に保つことが判明しました。

(山田養蜂場/岡山大学共同研究 2009年8月、論文発表)

ローヤルゼリーは、血中の中性脂肪を低下させる

体内の糖脂質代謝の状態を反映する血中の中性脂肪量。インスリン抵抗性モデルでは上昇しますが、同時にローヤルゼリー(1日300 mg/kg)を経口投与すると正常値内に抑えられることが判明しました。

(山田養蜂場/岡山大学共同研究 2009年8月論文発表)

●ローヤルゼリーは、血管収縮反応(インスリン抵抗性の進行に伴う反応)を改善する

インスリン抵抗性が進行すると、血管が刺激に対して過度に収縮する等の変調が起こりますが、酵素分解ローヤルゼリーを与えたインスリン抵抗性モデルでは、血管の過度な収縮反応が抑えられることが判明しました。

(山田養蜂場/岡山大学共同研究 2009年8月論文発表)

●プロポリスは、インスリン抵抗性を予防する

インスリン抵抗性モデルに、プロポリスを与えることでインスリン抵抗性の進行を抑え正常範囲に保つ予防効果がわかりました。

(山田養蜂場/岡山大学大学院 2007年共同研究、論文発表)

●はちみつは、血糖値・インスリンへの影響が相対的に低い

健康な成人男女(21~73)歳に、7種のはちみつを摂取してもらったところ、ブドウ糖と比較して、血糖値が上昇しにくく、低GI食品*であるという結果が得られました。はちみつの種類によって違いがあることもわかりました。
*GI値 食品を摂取したときの血糖値の上がりやすさの指標。ブドウ糖を摂取した場合を100とし、55以下が低GIと分類される。

(山田養蜂場/自社研究 学会発表)

今月の対談録
今月の健康情報