山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

ローヤルゼリー ミツバチが作り出す、女王蜂のパワー源

さまざまな角度から、健康づくりや、健康悩みの解決に役立つと言われる「ローヤルゼリー」。みっちとハチロー博士が、その秘密に楽しく迫ります。

ローヤルゼリーとは

みっちとハチロー博士 プロフィール
ハチロー博士: みっちは、大きくなったら何になりたい?
みっち: えーっと・・・お母さん! みっち、ちびっこが大好きだから!
ハチロー博士: アハハハ、キミもまだ十分ちびっこだけどね(笑)。じゃあ、今日は蜂たちの子育てに欠かせない「ローヤルゼリー」の話をしよう。みっちはローヤルゼリーが何か、知ってるかな?
みっち: うーん、そういえば、ママが「ミツバチが大事にしているものよ」って言ってました。でも、よくわからない。もしかしたら、とっても高級なはちみつなの?
ハチロー博士: いやいや、はちみつとは別のものなんだ。では、はちみつと比べて説明しよう。

ローヤルゼリーとはちみつのちがい

どのような物質か 色 味 用途
はちみつ 働きバチが集めた花の蜜が、蜂の巣内で濃縮され熟成したもの 薄い赤黄色~濃褐色(花の種類によって異なる) 甘い 働きバチとオスバチの食べ物
ローヤルゼリー 働きバチが、食べた花粉やはちみつを体内で消化分解したあと、下咽頭腺 乳白色 強い酸味 女王蜂と、生後3日までの幼虫専用の食べもの ただし、働きバチの幼虫に与えるものは、ワーカーゼリーと呼ばれます
みっち: うわあ、色も味もはちみつとはぜんぜんちがう!
ハチロー博士: そうなんだ。ローヤルゼリーはよく“はちみつの加工品”“はちみつの中で最も高級なもの” とか“はちみつの成分”などと思いこまれている。でも、それは間違いで、本当はミツバチが自分のからだでつくり出したものなんだ。
みっち: へぇー!すごーい!ローヤルゼリーを食べられるのは、ほんとに女王蜂だけなの?
ハチロー博士: そのとおり。コロニーと呼ばれるミツバチの社会には厳しいルールがあって、ローヤルゼリーは女王蜂だけが食べるんだよ。ただし、生後3日までの働きバチやオスバチの幼虫も、ローヤルゼリーとよく似た成分のワーカーゼリーと呼ばれるものを食べているんだ。

女王蜂の驚異的なパワーの源、ローヤルゼリー

働きバチが分泌したローヤルゼリーは、ミツバチの巣にある「王台」という特別の部屋にたくわえられ、その部屋に産み付けられた受精卵だけが次の世代を担う女王蜂になります。女王蜂となるメスのミツバチは、孵化してから生涯にわたり、ローヤルゼリーを食べ続けます。ローヤルゼリーは、女王蜂だけが食べ続けることを許される特別な食べもの。「ローヤル」の名称もここから来ているといわれています。
成虫になった女王蜂は、同じメスどうしでありながら、体の大きさは働きバチの2~3倍、寿命は働きバチの30~40倍にもなります。

そして、平均3~4年の一生の間、毎日1500~2000個もの卵を産み続けるという、驚くべきバイタリティで活動します。しかし、女王蜂の遺伝子は、一般の働きバチの遺伝子とまったく同じ。つまり、女王蜂としての体型や能力が、生まれながらにして備わっていたわけではありません。遺伝的に同じでありながら、女王蜂として生きることを可能にするのは、ひとえに、幼虫期から食べ続けているローヤルゼリーのおかげなのです。

明らかになる健康機能~最新研究ダイジェスト ローヤルゼリー