山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

プロポリス 菌やウイルスからがっちり守る、ミツバチたちの防御壁

ミツバチが巣を守るのに使い、古くからその抗菌効果が利用されてきたとされる「プロポリス」。みっちの疑問に、ハチロー博士がやさしく答えます。

プロポリスの有用成分

みっち: でも、プロポリスのどこに、ばい菌やウイルスに対抗できるパワーがあるのかしら?
ハチロー博士: プロポリスの原料として使われる“樹脂”や“新芽”にその秘密があるんだ。樹脂は、植物が傷つけられたときに、その傷口を守るために自ら分泌するもので、優れた抗菌作用をもつ成分が含まれているんだ。新芽やつぼみも、芽を微生物から守るために、抗菌作用のある物質を持っているんだよ。

プロポリスの活性成分

アルコール抽出によるプロポリスエキス100g中の機能成分(山田養蜂場みつばち健康科学研究所調べ)

上記15種の活性成分のうち、特に多く含まれる成分が「アルテピリンC」や、「p-クマル酸」「バッカリン」などの「桂皮酸誘導体」という成分です。これら桂皮酸誘導体と、その他のフラボノイドがプロポリスの主成分。桂皮酸誘導体は、日本でも食品に香りをつけるなど食品添加物としての機能が知られていますが、その他、抗菌作用や活性酸素の除去などの有効性が解明されています。

上記15種の活性成分のほかに、・ミネラル類・・・マグネシウム、マンガン、カルシウム、鉄、銅、亜鉛 ・ビタミン類・・・ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、葉酸がふくまれています。

みっち: ものすごくたくさんの成分がふくまれているのね!
ハチロー博士: うん。だけど、プロポリスは産地によって、成分の種類や含有量は少しずつ違うんだよ。
みっち:

えっ、そうなの?どうして?

ハチロー博士:

原料となる植物の種類が変わると、成分も変わってくるんだ。それが工業製品とは違う、ミツバチの恵みらしさだね。

活性成分(桂皮酸誘導体)が多いのは、ブラジルの「グリーンプロポリス」

樹脂が原料となるプロポリスは、色も活性成分の量も、原料となる植物(起源植物)により異なります。ブラジルのミナス・ジェライス州に多く自生する、南米固有のハーブ「バッカリス・ドゥラクンクリフォリア」を起源植物とするプロポリスには、

他の産地のものに比べ、活性成分である桂皮酸誘導体が多く含まれており、質が高いと言われています。緑がかった色が特徴なので、「グリーンプロポリス」と呼ばれています。

明らかになる健康機能~最新研究ダイジェスト プロポリス