山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

はちみつ ミツバチの一生を賭けた、スプーン一杯のやさしさ

昔から世界中で、健康づくりや効率的なエネルギー補給のために力を発揮する「はちみつ」。みっちの好奇心に、ハチロー博士が詳しく解説します。

はちみつができるまで

みっち: はちみつって、どんなふうに作られるの?
ハチロー博士: 働きバチが、それぞれに500もの花を訪れて、蜜を吸い、巣に持ち帰る。そして、他の働きバチと協力して作っているんだ。500の花を巡っても持ち帰れる蜜は少量で、1匹の働きバチが一生かかって作るはちみつの量は、わずかティースプーン一杯に満たないくらいなんだよ。
みっち: うわー、ミツバチたちは一生をかけて、私たちにおいしいはちみつをプレゼントしてくれているんだね!

花の蜜が「はちみつ」になるまで

花の蜜を採りに行くのは、すべて働きバチの仕事。1回の採蜜飛行で500もの花を訪れては、40mgもの花蜜で胃(蜜のう)をいっぱいにして巣に持ち帰ります。これはなんと、ミツバチの体重の約半分もの重さです。
ミツバチが好んで訪れる花は、おもなものだけでも世界中に4000種以上あると言われています。日本ではレンゲ、アカシア(ニセアカシア)、トチ、みかん、ソバが主。花の種類によって、はちみつの香りや味わいが異なります。

さて、巣に戻ってきた働きバチは、蜜のうに蓄えた花蜜を貯蔵担当の働きバチに口移しで渡します。ここから貯蔵担当の働きバチが大活躍。35度という暖かい巣の中で、羽ばたいて風を送り、さらに口でかき混ぜて水分を蒸発させます。働きバチの唾液に含まれる酵素が加わって、花蜜のショ糖はブドウ糖と果糖に分解されていきます。こうして成熟したハチミツができ、巣にいる働きバチやオスのハチ、幼虫たちの食事になるのです。

明らかになる健康機能~最新研究ダイジェスト はちみつ