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DHA+EPA 青魚パワーから生まれたサラサラ成分

みっちは、お寿司が大好き。でも、お皿の上に置いていた最後の1個を、うっかり落としてしまいました…。その「事件」から、ハチロー博士が、お刺身や青魚の健康成分のお話を始めます。

DHA・EPAは健康によい
「多価不飽和脂肪酸」

みっちとハチロー博士 プロフィール
みっち: あ~あ、みっちのお寿司、いちばん好きなのを取っておいたのに…。
ハチロー博士: 残念だったね。DHAやEPAを1個分摂りそこねてしまったな。
みっち: DHA? EPA?
ハチロー博士: DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸の略だよ。
みっち: ドコサ・・・?? それは、なにサ??
ハチロー博士: 脂質の一種さ(笑)。脂質は、大きく分けると2つに分類される。ひとつは「飽和脂肪酸」で、バターやラードなど動物性の脂肪に多い。あまり摂り過ぎると高脂血症や動脈硬化などの原因になる恐れがある。
みっち: じゃ、パンにバターを付け過ぎないように、みたいなことかしら。で、もうひとつは?
ハチロー博士: 「不飽和脂肪酸」だよ。こちらは血をサラサラにすると言われていて、魚や一部の植物油にたくさん含まれているんだ。

【脂肪酸の種類と違い】

飽和脂肪酸 常温で固まる性質。摂り過ぎると中性脂肪やコレステロールが増え、高脂血症や動脈硬化が進むおそれがあると言われています。 バター、ラード、牛脂などに多く含まれています。
不飽和脂肪酸 常温で固まりにくい性質。体内では液体の状態。血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあると言われています。 マグロ、イワシ、サンマ、オリーブ油、ゴマ油、シソ油、グレープシード油などに多く含まれています。
みっち: ふーん、脂肪酸も、種類によって性格が違うんだね。
ハチロー博士: さらに、不飽和脂肪酸には、頭に「一価」がつくものと「多価」がつくものがある。多価不飽和脂肪酸のほうが悪玉コレステロール(LDL)を減らす働きが強いと言われている。さらに、多価不飽和脂肪酸にも多くの種類があり、少しずつ働きが違うんだ。
種類 主な脂肪酸 働き 多く含まれる食品
一価不飽和脂肪酸 オレイン酸
  • 血液中の悪玉コレステロール値を低下。
  • 循環器系疾患のリスクを減らす可能性がある。
ひまわり油、サフラワー油、オリーブオイル、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツなど







n-3系
不飽和脂肪酸
αリノレン酸
(必須脂肪酸)
  • アレルギー疾患、高血圧、ガンなどを
    予防するといわれている。
  • 心臓血管系疾患を予防。
シソ油、ごま油、菜種油、
アマニ油、くるみなど
DHA
(必須脂肪酸)
  • 高脂血症、高血圧、などの予防。
  • 脳の働きを正常に保つ。
あんこうのきも、くじら、まぐろの脂身、さば、うなぎなど
EPA
(必須脂肪酸)
  • 血液の凝固を抑え血栓を予防。
  • 血液中の中性脂肪を低下させ、動脈硬化や高脂血症などを予防するといわれている。
  • 悪玉コレステロールを減らす。
あんこうのきも、くじら、さば、うなぎ、さけなど
n-6系
不飽和脂肪酸
リノール酸
(必須脂肪酸)
  • 血中コレステロールの低下効果、動脈硬化の予防効果があるが、悪玉コレステロールと共に、善玉コレステロールまで低下させてしまうといわれている。
サフラワー油、ひまわり油、
綿実油、大豆油、コーン油など
γリノレン酸
  • 血糖値、血圧、血液中のコレステロールを低下させるといわれている。
月見草の油や種子、母乳、からすみ、くじら、にしんなど
アラキドン酸
  • 免疫機能の調節。
  • 胎児や乳児の健康な発育をサポート。
ぶたレバー、卵黄、からすみ、さわらなど
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